一昨日より当店ギャラリースペースで開催中の「江戸指物展」に関連して「江戸指物ワークショップ」を開催いたします。
日時は本日11月24日(月・祝)および11月29日(土)、30日(日)のいずれも13時から17時(最終受付16時)となります。
講師は河内素子氏に加えて、24日には特別講師として河内氏の師匠にあたる井上喜大氏がお見えになります。
29日・30日は河内氏の兄弟子にあたる井上健志氏がお見えになります。
細かな細工は熟練の技術を要しますので、鉋(カンナ)などを使った形づくりを体験できます。
ペンケースまたは糸巻き(写真)を作成します。
作業時間は一時間程度です。
受講料はペンケースが2,500円、糸巻きが1,500円(いずれも税込み、材料代含む)となります。
こんな「工房」になります。
実際の作業は畳の隣にテーブル・椅子を用意いたしますので、そちらでしていただけます。
江戸指物展についても補足させていただきます。
河内さんは、江戸指物の職人として師匠の井上さんの弟子になって14年になります。
大学では芸術系の学科で木彫を専攻し家具作りを学びました。
4年次に現在の師匠になる井上喜夫さんと出会い、井上木芸に弟子入りしました。
2008年に全国伝統的工芸品公募展に「扉棚」を出品し、経済産業省製造局長賞と新人賞を受賞されました。
2014年に伝統工芸士として認定されたそうです。
こちらが河内さんの作業風景の動画です。
私は江戸指物のことを名称しか知らなかったのですが、木の特質を見極めて一番適した材料を選定し、釘を一切使わないで組み合わせる業の精緻さ、組み合わせ方はまるで難しい知恵の輪みたいです。
組み方を見せてもらって説明されても、なんでこう組むと外れずに、ガタツキもなく美しく仕上がるのか、想像もつかない世界です。
今回の展示には、もちろん鑿(のみ)やら鉋(かんな)やらの道具も持ってきていただきます。
これらの道具もほとんど自分に合ったものを工夫して作っているようです。
もしかすると、師匠の井上さんや兄弟子の方も来場されるかもしれません。
河内さんは11月22日(土)、23日(日・祝)、24日(月・祝)、29日(土)、30日(日)に当店に滞在予定で、滞在中は展示会場で作業する姿を見せてくれます!
また、今回は展示している作品の販売もございます。
一部はお持ち帰りいただける製品もございます。
(一部は後日お届けになります。)
また、来年1月17日(土)より25日(日)には第4弾として「木綿の織物と衣服の展示会」を開催いたします。
こちらも請うご期待!
なお、イベントについてのお問い合わせは当店ではなく、TEL 090-1092-0634(万年橋パークビル/鈴木)または電子メールtamachipark@gmail.com までお願いします。
HAND WORK とりい
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